タイで大規模なクラスター発生+続報

タイ在日大使館からメールが来ました。
・バンコクの西隣サムットサコーン県での新型コロナウイルス感染者拡大状況及び同県の中央エビ市場にて感染したと見られるバンコク都住民一例の発生を受け、本日12月20日、バンコク都感染症対策委員会が招集され、緊急会見が夕刻行われました。
 

コロナを押さえ込んできたタイのバンコク近郊で、600人弱のクラスターが発生しました。
場所はサムットサコーン県のエビ市場です。67歳のタイ人女性から初めて発症が確認されました。

ただこの女性から感染していったのではなく、不法入国の問題だと思われます。

この市場では何千人ものミャンマーからの移民労働者を雇っています。そのミャンマーからは正規の入国ばかりではなく、山などを越えて不法入国してきます。現在は不法入国防止の強化でミャンマーとの国境あたりの監視の強化をしていますが、取締りが追いつかないのが現状です。国境線は5000km以上。

ミャンマーは現在コロナが蔓延しており、感染防止がほとんど出来ていないのが現状です。タイ各地ではミャンマー人の労働者がたくさん働いています。また当然ながらミャンマー人のコミュニティでは大勢が一つ屋根の下に暮らしており、マスクもしていないでしょう。

こういった不法入国のミャンマー人を働かせているところでは、コロナが影で発生しているところが別にあるかもしれません。

日本も現在入国にはPCR検査が要らないようですが、変異しているコロナがイギリス等で広まっている現在、もっと水際対策を徹底するべき。


続報・・現在このサムットサコーンの市場関係者の感染者は1000人まで膨らんだようです。(12/22午後)90%がミヤンマー人の感染者。

国境でも不法移民が捕まり、送り返されています。
またタイ政府が不法入国の取締りを強化したことから、自ら自国に帰る不法入国のミャンマー人も出てきているとのことです。

ニュース機械翻訳
「境界を守るために兵士の軍団を配備したにもかかわらず、違法な移民労働者は依然として自然の経路を使用して国境を越えています。私たちの国境の長さは5,526キロメートルです」と、陸軍参謀総長兼陸軍スポークスマンのLt Gen SantipongThammapiyaは述べています。

彼は、特にタク、チェンライ、カンチャナブリの非常に多孔質な場所で、不法移民がまだミャンマーからタイに忍び込んでいることを認めた。軍は、ドローン、移動式パトロールユニット、かみそりワイヤーフェンスなど、さらに多くのリソースを追加して、リスクの高いエリアを確保すると述べた。

ソース

タイ人側からしてみれば、タイは経済を犠牲にしてコロナに対抗してきましたが、ここへ来て隣国のせいでコロナが広まっておりかなり怒りを抱えています。